ビジネスコンセプト

EC PORTのビジネス

経済成長に伴い東南アジア諸国の消費が急速に拡大するなか、多くの先進国と同様にEC市場も成長を続けている本市場は日本国内の事業者にとっては大きなビジネスチャンスでしょう。しかしながら異なる国や民族により細分化される東南アジアでのEC事業においては、物流やサポート、多言語対応、現地に応じたマーケティングといった諸要素を解決することが必要不可欠です。いっぽう、ユニークかつ高品質な製品を取り扱う国内の事業者の多くは中小規模であり、多言語対応が可能なスタッフの雇用や現地拠点の開設は現実的ではありません。 EC PORTは東南アジアへの日本製品の流通を支援するプラットフォームです。多民族国家であるマレーシアの特性を生かし、東南アジアのあらゆるエリアの言語や文化に精通した国際色豊かなスタッフが製品情報の多言語翻訳・販売代行・出店支援・カスタマーサポート・マーケティングをワンストップで対応します。また東南アジアのハブであるクアラルンプールに構える物流拠点を利用し在庫管理からマレーシア国内及び近隣諸国への発送代行までEC物流業務をワンストップでアウトソーシングが可能です。

東南アジアのビジネスチャンス

海外への販売をはじめるにあたり、多くの方がまず目を向けるのはアメリカ・中国の2大巨大市場ではないでしょうか。いっぽう、この2大市場はすでに法人個人を問わず数多くの販売者が参入しており、相応に市場が飽和していると言えるでしょう。しかしながら、東南アジアはインターネットやスマートデバイスの普及が進むいっぽうで、物流や決済の未整備を要因にEC市場は停滞してきました。Amazonも未参入のエリアではありますが、経済成長と所得の拡大に伴い、いまECが急速に成長しています。従来、東南アジアは親日国でありメイドインジャパン製品へのニーズが高いエリアですが、まだまだ日本製品の流通が少ないブルーオーシャン市場です。また、競合性の少なさのみならず、6億人のASEANマーケット、16億人のイスラムマーケット、そして12億人のインドマーケットにリーチできる市場サイズと将来的な成長性も大きな魅力です。

コロナウイルスに伴う急激なEC市場の成長

2020年に世界中で発生したコロナウイルスの影響に伴い東南アジアの多くの国は外出禁止令(ロックダウン)を実施し、原則として外出が強制的に禁止されました。それに伴い小売市場の多くがオンラインへと移行した結果、現地でのEC市場が大きく成長しました。市場の成長に伴いサービスも成熟が進み、従来は提供されていなかった”商品の当日配達”や”定期購入”などが徐々にコモディティ化されています。新規感染者の減少した2021年10月以降は多くの国でロックダウンが解除されましたが、従来より問題であった渋滞や治安に影響されないオンラインショッピングは新たなライフスタイルとして既に定着しています。また、今後の大きな成長が期待できるでしょう。

サービス戦略

我々は東南アジア市場をターゲットとしたアウトバンド&インバウンドサービスを提供するうえでマレーシアへ本拠をおいた事業展開をおこなっています。マレーシアは、華人・イスラム・インド・近隣諸国の4民族により構成されているユニークな多民族国家です。共通言語である英語に加え、中国語・タミル語・マレー語など6種類程度の言語を話すのが平均的です。そのため、マレーシアを拠点に事業を展開することによりASEANの近隣市場はもとより、中東やインドネシアに代表されるイスラム市場、シンガポール・台湾・香港といった華人市場に対するサポートを行うことが可能です。また、従来、マレーシアは近隣諸国への影響力が強く、ASEAN市場のみならず、16億人市場と呼ばれるイスラムマーケット、中国本土を含めた華人マーケットへのゲートウェイとしての役割を担う国として注目されています。サポートのみならず、各市場へのマーケティングの拠点としても非常に魅力的な事業環境です。

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